発酵食試作|かおりの発酵実験室
更新日
2016/12/01
【実験:ヨーグルト】ヤクルト200×スキムミルク×オリゴ糖編
こんにちは。 かおりの実験室へようこそ! 今回は、ヤクルトからヨーグルトを作ってみたいと思います。 ヤクルトと言えば乳酸菌飲料のパイオニアで、私も小さい頃から大好きでした。 「ラクトバチルス カゼイ シロタ株」という長い乳酸菌の名前もよく耳に残ってます。 美味しいのにちょっとしか入っていないので、いつか量産してガブガブ飲んでみたい!という野望を抱いていました(笑) ヨーグルティアで作れるかな?と思いましたが、同じシロタ株でも、ソフールやジョアでは作れるのに、ヤクルトでは出来ないという話を耳にします。 そこで、ヤクルトの原材料を見てみると、牛乳ではなく脱脂粉乳にお砂糖を入れた液体で、しかも特許によると37℃という低い温度で発酵させているようなので、同じような条件でチャレンジしてみようと思います。
今回の実験内容 ヤクルト200×スキムミルク×オリゴ糖
①ヤクルト200 1本 ②スキムミルク 約50g(大さ じ8杯) ③オリゴのおかげ 大さじ2杯 ④発酵温度 37℃ ⑤発酵時間 10時間+10時間

ヤクルト200
生きて腸内まで到達し、腸内環境を改善する乳酸菌シロタ株を、1本(65ml)あたり200億個含んだ乳製品乳酸菌飲料です。 ※ヤクルトHPより

オリゴのおかげ
「オリゴのおかげ」は乳糖果糖オリゴ糖(トクホ成分名:「乳果オリゴ糖」)を30%配合し、お砂糖の約80%の甘さの甘味料です。 おなかの調子を整える効果を実感していただける甘味料です。 ※オリゴのおかげHPより

実験開始
- レンジで消毒した内容器にスキムミルクがよく溶けるように60℃にしたお湯を400ccと、スキムミルクを入れ良くかき混ぜます。
- オリゴのおかげを加えてさらに混ぜます。
- 40℃以下に冷めたことを確認してからヤクルト200を加え、よく混ぜます。
- 発酵温度37℃、時間10時間にセットし て、ヨーグルティアSスタート。
- 全く固まっていなかったので、さらに10時間延長。
- 固まったので冷蔵庫へ入れて冷やします。

試食
豆腐のように固まっていました。 乳清がたくさん出ていて、乳清に浮かんだようになっています。 食すとパサついた食感で、酸味をかなり感じます。 固さ ★★★★☆ 酸味 ★★★★☆
ヤクルトの風味は感じますが、酸味が強く、美味しくはありませんでした。 少し時間が長かったようなので、次回再チャレンジしようと思います。
ヤクルト200の成分表
パッケージ裏面の表示
・名称:乳製品乳酸菌飲料 ・内容量:65ml ・原材料名:ぶどう糖果糖液糖、砂糖、脱脂粉乳、香料 ・無脂乳固形分:3.1% ・乳脂肪分:0.1%
栄養成分 1本(65ml)当り
・エネルギー 50kcal ・たんぱく質 0.8g ・脂質 0.1g ・炭水化物 11.5g ・ナトリウム 12mg ・関与成分 L.カゼイYIT9029(シロタ株)200億個
オリゴのおかげの成分表
パッケージ裏面の表示
・名称:オリゴ糖類食品 ・原材料名:乳果オリゴ糖シロップ
栄養成分 100g当り
・エネルギー 230kcal ・たんぱく質 0g ・脂質 0g ・炭水化物 72g ・ナトリウム 0mg
森永スキムミルクの成分表
パッケージ裏面の表示
・原材料名:脱脂粉乳
栄養成分 100g当り
・エネルギー 358kcal ・たんぱく質 34.0g ・脂質 1.0g ・炭水化物 53.3g ・ナトリウム 410mg ・カルシウム:1200mg ・リン:960mg ・鉄:0.2mg ・ビタミンB1:0.4mg ・ビタミンB2:1.7mg